ノブのブログ

日々の雑感を綴ります。

万年筆の調整と新しいパイプ

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Savinelli Porto Cervo Rusticated (320 KS) (6mm)

 

 先日夕方、Smokingpipes.comで発注していたサビネリの#320が到着しました。もうあっという間に今年も終盤。世の中、クリスマスに染まりつつありますしね。自分自身への一足早いクリスマス・プレゼントです。でも、ランダムに選んだ訳ではありません。

 

 このパイプ、比較的安価であるにも拘わらず、国内外のパイプ・スモーカーから、「何を吸ってもうまい!」、「パイプのよさは値段に比例しないことは、このパイプで実感できるはずだ!」、「大きなボールが燃焼具合を絶妙に調整してくれる!」等々、かなりの高評価のようで、かねてから気になっていた一品でした。

 

 サンド・ブラストの外見と類似していますが、異なる製法。刃物で非常に美しい凹凸が付けられていて、美しい複数の木目が表面に確認できます。わくわくする気持ちを抑えつつ、夕食後、お気に入りのジャズを流し、パイプを手に取ってはじっくり眺めながら(大きな傷等あれば返品してやろうと目論みつつ・・・)、まずはダーク・ビールと数杯のクラフト・ビールをいただきました。僕の友人たちが口を揃えて言っていましたが、このパイプ、ボールの大きさがひときわ目立ちます。

 

 ブレイク・インは、どのたばこ葉で行おうかと考えながら(必要ないとも言われますが、僕はブレイク・インを儀式的に行う派です)、ロン・サパカ23をグラスに注ぎ、とりあえずBalsa Systemと呼ばれている木片のフィルターを挿入したまま、バージニアの葉がメインの燃焼しやすいたばこ葉で着火。

 

 いや~、美味しかったです。ロン・サパカ23の味もこれまた格別に感じました。サビネリ#320、恐るべし。

 

 その後、諸雑用を済ませ5時間ほど経ってから、今度はBalsa Systemの木片フィルターを外し、Bellini Toscanaを投入・着火。元来、フィルターは付けずに味合うのが好きなのです。しかし、ここまで大きなボールのパイプは使用した経験がありませんでした。でも、これ、いや~、このパイプ、いいですね。個人的にはベスト・パイプとなりました。今後の経年変化が楽しみです。まだ2回目というのに、既に本格的に美味い。このパイプ、超おススメです。5,000円、6,000円とかの安価なパイプを5本揃えるくらいなら、このサビネリ#320を2、3本入手した方が間違いなくパイプ・スモーキングを満喫できるでしょう。

 

 ところで、パイプ・スモーキングの話はそのくらいにして・・・。

 

 今日は、久しぶりに万年筆ニブの調整をしました。

 

 2、3年前までは、大手文具店で時々開催されている万年筆クリニックに足を運んだり、万年筆調整師と呼ばれるプロの方に万年筆を郵送して調整をお願いしていたのですが、そもそも時間というか日数がかかりますし、なにより万年筆クリニックは、開催日に僕の都合が合わないこともしばしば。そこで、プロの技を必要としない最低限の微調整は、自分自身で行うようにしているのです。

 

 問題の万年筆ですが、日常的に手帳記入用に使用しているプラチナのセンチュリー#3776。複数本愛用しているセンチュリー#3776のうち、EFニブ1本が苦痛の種。これ、数カ月前の出張中に、キャップを外した状態でうっかり卓上から落としてしまった関係でインクフローが悪くなり、筆圧をかけないと書きづらい状態になっていました。でも、忙しくて調整する時間がなくって、その間、代替品としてパイロット万年筆キャップレス・デシモを使っていたのです。

 

 しか~し、今日こそは一念発起。万年筆愛好家の名が廃れては困るので、久しぶりに調整作業に着手。気合を入れて集中しないと、この作業、万年筆をおジャンにしちゃいますからね。

 

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ルーペ 15倍 1962 東海産業 PEAK

 

 使用するルーペは決まってこれ。Peak15倍です。そして、ラッピング・フィルムの15,000と10,000。テーブルの上に白紙を広げ、アイテムを並べて、作業開始。

 

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3M ラッピングフィルム 粒度 0.3ミクロン #15000 1枚 216×280

 

 今回はラッピング・フィルムを使用するまでもなく、ルーペで何度も目視し、指先(爪)の感覚を頼りにペン芯とニブのスリットを合わせる作業とペン・ポイントの微調整を行うだけで済みました。

 

 いつも思うのですが、20倍とか30倍とかのルーペは不要ですね。15倍で十分。それから、ラッピング・フィルムの使用は、筆記の際に引っかかりがあるときのみ。なにぜ素人の感覚ですから、必要以上にニブを研磨することは避けたいところです。40分程度の作業でしたが、筆圧なしで、ヌラヌラと筆記できるようになりました。インクフロー、復活です。

 

 作業後、嫁さんに、「やった~!これでばっちりだわ。すっきりした~!」と声をかけたら、「へ~、やったね!耳垢が溜まってて、全部取れた感覚かしら」、と。

 

 ま、そんなところ・・・なのかな?まぁ、最高の気分であることには違いない!(笑)